これは、うちのアンネ(義母)が昨日作ってくれたハムルスズと言う名のパイと言うかトルコ菓子パンでございます。
原材料は小麦粉と卵と塩とひまわり油とマヤ(発酵タネ)と牛乳だけ。
単純なパイですがめっちゃ手間がかかる菓子パンです。
発酵した生地(トルコ語でハムル)をうすーく薄く伸ばしてからクルクルっとまとめてオーブンで焼くんですが、何枚も何枚も生地を広げなきゃいけないので大変です。
今回は、病に臥せっていると言う遠い親戚のお見舞いに持参する目的で作ったのの
おこぼれを頂戴しました。
もちろん一家そろって大好物です。💘
ところで、いつも気になるのがこのお名前「ハムルスズ」。
ハムル、と言うのはトルコ語で小麦粉生地のことを言います。
粘土状のものを物の例えでハムルと言います。
おもちゃの粘土も「オユンジャック(おもちゃの)ハムル」と言います。
で、『スズ』部分。
トルコ語では「~がない、不足している」と言う意味で使う語彙です。
スッスズ、と言うのは「ス(水)」がない状態、脱水を意味しますし
義父が怒った時によく使う悪態に「ナーム(名誉)スズ!」=「不名誉なヤツめ!」
みたいな使い方をするんですね。
『ハムルスズ』って、あーた。
これもうまさに「ハムル」そのものっちゅうー菓子パンですがなっ。
なんでハムルスズって名前になったんだろうなぁ。
チャイと一緒にモグモグしながら考えましたが
食べ終わる前に答えはでませんでした。美味しいからいっか。
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